ネットで面白い記事を読んだ。とある人がツイッターだか何だかに投稿した所によれば、サラリーマン社会で「常識」となっている事は実は嘘なのだそうだ。ていうか大部分の人はそう思ってないと。
テレビCMとかでよく出ている「自分を磨いて能力を高めてステップアップ」という奴。私はあれを見る度に馬鹿言ってんじゃねぇよ、とか思っていた。そんなに簡単にステップアップできるか!
更に酷いのは最近のCMで、とあるサイトに登録すればたちまちスカウトが来るという奴。いや、中にはそういう人もいるかもしれんが、大部分のサラリーマンにはあり得ない。そもそもスカウトされるような人材はそんなサイトに登録しないだろう。
それは別にいいんだけど、ネット記事によれば投稿した人は管理職らしくて、内容はこのようなものだそうだ。
「勘違いしてる人が多いが大抵の部下って別に伸びたくないと思っている」
つまりこの人は管理職としての立場から自分の部下を見て「向上心はない」と断定しているわけだ。ていうか本当にそうなのかは判らないけど、この人の部下は揃って現状維持派なんだろうな。
今のままで楽して稼げれば良い、楽しく生きたいというのが普通のサラリーマンだろう。
そう、何となく主流(笑)になっている「ステップアップするために自分を伸ばす」という方法論は、実は空論だということだ。いやステップアップは別にしても、自分を伸ばしたいって無理がありそうな?
そう言われて見れば確かに。私も自分を伸ばそうとか思った事はない気がする。何かやるとしたら必要に迫られてだった。サラリーマンはそんなもんである。だって異動辞令が出たら否でも応でも行くしかない。
私なんか入社して最初は汎用コンピュータの運用部門だったのにすぐにシステム管理やれと言われて、必死で仕事覚えたら次の年にはパケット交換網の管理を丸投げされた。システム管理と運用やりながら(泣)。
気がついたら会社のネットワークを全部管理させられていて、それやりながら通信コンサルとか。後から気づいたらステップアップはしている気がするけど、断じて自分から望んだわけじゃないぞ。
そもそも私は最初の運用管理部門でチマチマツール作ったりしているのが楽しかったのに。向上なんかしたくなかった。まあ、それだと一生給料上がらなかった気はいるけど。いやそうでもないか?
伸びたくない。
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