40代に入ってから肌トラブルがさらに悪化し、様々な対策を試みてきました。今日は私の敏感肌生活を大きく変えてくれた「オーガニック布団」についてお話ししたいと思います。
深刻だった私の肌トラブル
私のアトピーは幼少期から始まり、大人になってからも完全に治ることはありませんでした。特に40代に入ってからはホルモンバランスの変化もあり、以前よりも症状が悪化。顔や首、背中などに赤みを帯びた湿疹ができ、かゆみで夜も眠れないことが増えました。
皮膚科での治療はもちろん、食生活の改善や、洗剤の見直しなど、あらゆる対策を講じてきました。肌に直接触れるものには特に気を配り、衣類は全てオーガニックコットンに変えたほどです。しかし、それでも夜になると症状が悪化する原因が分からず悩んでいました。
睡眠環境を見直すきっかけ
転機が訪れたのは、約2年前。皮膚科の先生から「睡眠環境も見直してみては?」とアドバイスをいただいたことでした。それまで自分が寝ている布団が肌に影響を与えているとは考えもしませんでした。
調べてみると、一般的な布団には、防ダニ剤、柔軟剤、防縮剤など様々な化学物質が使われていることが分かりました。8時間以上も直接肌が触れているものが、これほど多くの化学物質を含んでいたなんて…この事実に大きなショックを受けました。
オーガニック布団との出会い
早速、オーガニック布団を扱うお店をリサーチし、実際に触れてみる機会を作りました。最初に感じたのは「少し硬いかな?」という印象。しかし、自然素材の心地よさは確かに魅力的でした。値段は通常の布団の2倍以上。悩みましたが、健康への投資と考えて購入を決意しました。
使い始めて一週間ほどで、明らかな変化を感じました。朝起きたときの背中の赤みが減り、かゆみも軽減。完全に症状が消えたわけではありませんが、確実に改善していました。何より「ぐっすり眠れる」という感覚を久しぶりに味わえたのです。
初めての洗濯で直面した問題
季節の変わり目、思い切ってオーガニック布団を洗濯することにしました。いつもの洗濯と同じように考えていた私は、大きな過ちを犯していました。洗濯後、布団は見事に縮み、ゴワゴワになってしまったのです。
「せっかく良くなってきた肌のために買ったのに…」と落胆していたところ、友人から「専門のクリーニング店があるよ」と教えてもらいました。それが「しももとクリーニング」との出会いでした。
専門クリーニングの驚くべき違い
しももとクリーニングでは、オーガニック布団の特性を熟知したスタッフが対応してくれました。「オーガニック布団は通常の布団と全く違う性質を持っています」と丁寧に説明してくれたのです。
一般的な布団は化学物質の力でふわふわに仕上げることができますが、オーガニック布団は「無添加」であるからこそ、特別なケアが必要なのだそう。彼らが行う、完全個別洗い、水洗い、無添加せっけん洗いという手法は、オーガニック布団の本来の良さを損なわずに洗うための唯一の方法だと分かりました。
クリーニングから戻ってきた布団は、購入時のような風合いを取り戻していました。しかも、化学物質の残留がないという安心感。その夜は久しぶりに、何の不安もなく心地よい眠りにつくことができました。
参考記事:https://deli-cleaning.com/shimomoto-detail
敏感肌だからこそ気づく違い
敏感肌の私にとって、オーガニック布団の良さは肌で実感できるものです。化学物質に反応しやすい私の肌は、いわば「敏感な検知器」のようなもの。だからこそ、本物のオーガニック製品と、そうでないものの違いが明確に分かります。
実際、以前使っていた「天然素材」と謳われていた布団でも、私の肌は荒れていました。おそらく、製造過程や仕上げの段階で化学物質が使われていたのでしょう。本当の意味での「オーガニック」がどれほど貴重で大切なものか、身をもって知ることができました。
日常のケアで気をつけていること
現在の私のオーガニック布団ケアは以下のとおりです。毎日の朝には必ず布団を干し、太陽の力で自然な殺菌を行います。雨の日は室内の風通しの良い場所に立てかけるだけでも違います。
シーツなどのカバー類は週に一度、無添加せっけんで自分で洗濯していますが、布団本体の丸洗いは年に2回、季節の変わり目にしももとクリーニングにお願いしています。確かに費用はかかりますが、肌の調子が良いことを考えれば、決して高い買い物ではありません。
むしろ、肌荒れのために使っていた薬代や、眠れない夜を過ごすストレスを考えれば、ずっと経済的だと思っています。何より、健やかな肌と良質な睡眠は、私のQOLを大きく向上させてくれました。
40代女性の敏感肌への向き合い方
40代は女性にとって大きな変化の時期です。ホルモンバランスの変動、加齢による肌の変化…様々な要因が重なり、それまで問題なかったものが突然肌に合わなくなることもあります。
私自身、40代前半は「なぜ今になって肌が悪化するのか」と戸惑い、落ち込むこともありました。しかし今は、この変化を「自分の体と向き合うチャンス」だと捉えています。体が発するSOSに耳を傾け、本当に必要なものは何か、自分にとって大切なものは何かを見極める機会になったと思います。
オーガニック布団との出会いは、私にとって単なる「肌トラブル対策」以上の意味がありました。化学物質に囲まれた現代生活の中で、本当の「自然」とは何か、「健康」とは何かを考えるきっかけになったのです。
もし今、敏感肌や肌トラブルで悩んでいる方がいらっしゃるなら、ぜひ睡眠環境を見直してみてください。特に40代以降の女性の方は、今までの常識が通用しないことも多いものです。私のように「布団が原因だった」という方もいるかもしれません。
オーガニック布団とその正しいお手入れ方法は、敏感肌の私を救ってくれました。この体験が、同じように悩む誰かの参考になれば嬉しいです。健やかな肌と、心地よい眠りが皆さんに訪れますように。